2011年7月31日日曜日

招待状を発送

式の2ヶ月前に招待状を発送します.

字の上手な友人に宛名を書いて頂く.最近は宛名も印刷にするカップルが増えているようだが,年賀状でも宛名が印刷の年賀状よりも手書きが嬉しいように,招待状も手書きが嬉しい.

クレインCrane社のコットンカードに印刷した招待状.銅色のサンゴ(アカサンゴ)は箔エンボス印刷.右の文章は箔印刷.一つ一つのカードにメッセージを書いていく.こちらも年賀状と同じで,いくら宛名が手書きでも,一言もメッセージの書いていない年賀状というのはさみしいものだ.メッセージの終わりには自分の名前を書くことも忘れずに.

ピンセットをつかって切手を貼っていく.水で濡らした厚手のキッチンペーパーを皿においてスポンジ代わりに.

返信ハガキの切手を貼るなど,できることは早めにやっておいたほうがよい.返信ハガキはゲストの手元には残らないから宛名は印刷でもよかったな.

封筒にいれる書類一式.上から順に,①式場の地図,②返信ハガキ,③2次会のご案内,④挙式披露宴の招待状,⑤封筒.2次会のご案内は披露宴から2次会にも来そうな友人などに同封.小さなカードに2次会の情報を書いて,2次会の会場の地図をクリップ.招待状一式の重さは33gでした.

流れ作業になるので,封筒にどんどんカードや地図を置いていく.招待するゲストそれぞれにメッセージを書いたカードなので,封筒の宛名とマッチするように注意しながら置いていく.

封筒をとじる前に,招待状カードに香水をスプレーする.秋っぽいフローラルな香りを探して見つけたのが,英国王室御用達のペンハリガンのオーデパルファン「Lily&Spice」.純粋なアロマオイルよりも香水のほうが洗練された香りになるし,吹き付けるのが簡単.香る時間を少しでも長くするために,オーデコロンは避けて,オーデパルファンを選ぶ(瓶の中のアルコール量に対して含まれる精油の割合がオーデコロン,オーデパルファン,パフュームの順に多くなる).

最後にシーリングスタンプで封をして完成.さっそく近くの郵便局に持って行きました.

結婚式招待状 シーリングスタンプを使う

手紙の裏を封印するための蝋のスタンプ(シーリングスタンプ).
ヨーロッパでは古くから使われ,欧米では今日でも国家の重要書類の封印に蝋のシーリングスタンプが使われる.シーリングスタンプ,日本語で封かん(ふうかん)といいます.

シーリングスタンプはとても印象に残ります.蝋がスタンプされた手紙を受け取ると,送り主が心を込めて封印した気持ちが伝わってきます.
結婚式の招待状でもきっと大活躍のシーリングスタンプ.

銀座・伊東屋でセミオーダーした2人のイニシャルが入ったシーリングスタンプです.招待状に使うなら,新郎・新婦のイニシャルがはいったシーリングスタンプがいいですね.伊東屋では,イニシャルのフォントと枠のデザインを選ぶだけで1週間ほどで作ってくれる(要来店,価格は6800円).

「結婚式 シーリングスタンプ」でググれば,いろいろ購入先を探せるが,ネットショップはどれも高い.あるネットショップでは1つ制作するのに18000円くらいかかる.

招待状にシーリングスタンプを使うなら,ぜひこの本を読みましょう.結婚式の招待状に使う場合の注意点などが詳しく書いてあります.購入方法や使い方もくわしく書かれています.

スタンプと共にワックス(蝋)も購入します.そもそもシーリングスタンプは日本の文化にはほとんど浸透されておらず,(1部の個人作成販売を除いて)日本にシーリングスタンプのメーカーは存在しない.ワックスもすべて輸入物.銀座・伊東屋が現在もっとも豊富に様々なメーカーのワックスを取り扱っている.イギリスやフランスなどヨーロッパからの輸入品を豊富に扱う.


もし伊東屋以外で手に入れたいなら,東急ハンズがいいかもしれない.ハンズではフランス・エルバン社のシーリングワックス(上写真)を販売している.4本で1600円ほど.

エルバン社はおそらく現在日本で入手できるワックスの中ではもっとも色とりどりなワックスを扱うメーカー.明るいブルーやピンクなどがある.他社のワックスメーカーは落ち着いた,しぶい色ばかりしか生産しなくなってきている(伊東屋店員談).

こちらはガンタイプのシーリンワックスを溶かすガン.電気の熱で中のワックスを溶かす.1575円(東急ハンズ).

ガン用のワックス.ガン用ワックスはかなり柔軟性があるので招待状など手紙を郵送するにはいいが,質感がマットすぎるのが難点.

定形サイズの封筒だと,郵便仕分けの機械に通されるため,固いワックスだと割れてしまう可能性がある.そこで柔軟性のあるワックスが必要になる.

フレキシブルさに定評のあるフランス・アラジン社のワックス(1本672円,伊東屋).「シーリングワックスの本」ではアラジン社の色とりどりのワックスが紹介されていますが,現在は赤・金・白などの落ち着いた色しか製造していないようです(伊東屋店員談).私達はアラジン社のスパングルレッドにしました(上写真).高級感のある赤と言えばこれでした.

ワックスをすばやく溶かすために細かくきざみます.1回のスタンプに使うワックスの量は1.2gがちょうどよい.アラジン社のワックスは1本15gなので,1本から12回スタンプできる計算だ.1本672円だからスタンプ1個52円.50円切手より高い...

100円ショップで買った計量スプーンでワックスを溶かす.溶かすにはアルコールバーナーを使った.ライターで直接ワックスをあぶってもOKだが黒いススが必ず混じるのが難点.写真のようにスプーンで溶かせばススはでない(伊東屋では専用のアルコールバーナーも販売していました.2500円程).つまようじなどの細い棒で溶けたワックスの固さをチェック.「の」の字を書いてすじが残る程度が理想.写真ではつまようじの代わりに金属クリップを引き延ばしたものを使っている.

ほどよい固さになったらワックスをたらす.ワックスがまだやわらかいと,たらした時に流れて失敗する.

シーリングスタンプを,ワックスの真ん中めがけて垂直に最後まで押し込む.真ん中じゃないと,片方にワックスが多めに流れてしまってキレイに出来ない.

押してから20-30秒は待つ.何度もスタンプしているとスタンプ自体が熱くなり,ワックスが固まるのに時間がかかるから氷水で定期的に冷やすといい.

完成した封かん.封かんの下にCRANE社のエンボス文字が見えていい.


正直な話,シーリングスタンプはすごく時間がかかる.コツがつかめてうまくなってきた状態でも,1つやるのに2分くらいかかる.招待状が70枚あったらそれだけで2時間半はかかる.最初はうまくいかないから4時間はみておきましょう.「シーリングワックスの本」を読んで必ず練習することをオススメします.

2011年7月17日日曜日

招待状の封筒(クレインCraneの封筒)

銀座・伊東屋さんが直輸入しているクレイン社の封筒.
ちょうど140mm×191mmの招待状カードが収まる封筒です.
このサイズの封筒は,2色あり,白または淡いクリーム色.
それぞれ中紙が4種類づつあり,外側が白かクリーム色かによって中紙の色も異なります.外側が白の封筒には中紙が淡いピンクのタイプがあって,とてもステキだったんですが,中に入れる招待状カードがクリーム色なので,外側もクリーム色で統一.

クリーム色の封筒には,中紙がない無地タイプ(エクレ),中紙が金色(エクレ/ゴールド),銀色(エクレ/シルバー),紺色(エクレ/コナ)の4種類があります.写真は左が金色で,右が無地のタイプ.無地タイプは外側の色が僅かに濃い(中紙あり2205yen/25枚,無地1680yen/25枚).

さすがコットン100%.紙質も良いです.封筒を光にかざすと,「100% cotton」の文字が浮き出てきます.


このサイズの封筒はなかなか日本ではお目にかかれないようです(伊東屋店員談).
でも色違い素材違いであればG.C.PRESSさんでも同じサイズを扱っていますよ(120yen/枚).

2011年7月14日木曜日

席札をカリグラフィーで

カリグラフィ文字はご存じですか?アルファベットの書道みたいなもの.披露宴の席札などゲストが目にする文字をカリグラフィにしたらステキだなと思い,カリグラフィがかける万年筆を購入.写真は私がそれっぽく書いてみたカリグラフィ文字です.

ペン先が横に切れている特殊な万年筆.ドイツの「ラミー」社製です.羽田空港にある書斎館で一目惚れで購入しました.なんでも限定品なんだそうで.

試しにカリグラフィで手書きの席札を作ってみました.披露宴ではゲストの名前を英語で書く予定なんです.カードの裏にはメッセージをしたためて.

招待状(クレインCraneのカード)

ところが,すごく悩んだのが招待状のカードでした.

私が望んだ招待状カードの条件は3つ.
1.大きいサイズ(最低でもB6サイズ).ハガキサイズの招待状はとても小さいと思っていた私は,「大きなカードにする」と絶対決めていました.
2.一枚の分厚いカード.二つ折りの招待状にはしたくなかったんです.
3.高級な紙.

日本では二つ折りタイプで,2つに折るとハガキくらいのサイズの招待状カードが一般的で,これより大きいサイズがなかなか売っていない.ハガキサイズより大きいと,それを入れる封筒も当然大きくなる.そもそもこのサイズの封筒はめったに売っていないし(日本ではほぼ製造していない,売っているのは知る限り輸入物),そのサイズだと定形外で切手は120円.そのためあまり好まれないんです(伊東屋店員談).

それでもステキです.大きな招待状.
アメリカでは一般的なサイズの140mm×191mmカード.
端っこをつまんでも曲がらないくらい分厚い立派なカードが欲しかったんです.一枚カードで勝負なので,いくら高級紙でもペランっと曲がったらチープさがでてしまいます.
G.C.PRESSさんでは,B6サイズの大きな招待状が入る封筒は販売しているのですが,中にいれる大きなカードは残念ながら売っていません.

結局,印刷開始までに時間がなかったため,銀座・伊東屋でカードを購入してG.C.PRESSさんに持ち込み印刷することにしました.

伊東屋さんには,あるんです.さすがです.
伊東屋がアメリカ・クレイン社から直輸入している分厚い大きめカード(140mm×191mm).
周りがエンボス加工されています.コットン100%の上質なさわり心地.分厚くて,端っこをつまんでもっても曲がらない.ステキです.

パッケージの表.

25枚セットで税込み2205円.一枚あたり88円くらい.

一般的な手紙の封筒よりも大きいです.


この紙をG.C.PRESSさんに持って行き,印刷可能かチェックしてもらうことに.
後日,印刷職人さんからこの紙でも印刷OK!というお知らせを頂き,このカードで招待状を作ることが決定しました.

結婚式は船の上だし,海をテーマにしてもいいかなと思い,それとサンゴが好きなので,クレイン社の招待状にあったアカサンゴのデザインを参考にして,G.C.PRESSのデザイナーさんに新しいサンゴのデザインを作ってもらうことになりました.

どんなのができるかこれからが楽しみです.

2011年7月9日土曜日

結婚式の切手

自分たちの写真から作れるオリジナル切手や船の記念切手など考えたけど,ブライダル担当さんの意見に従って,ここは無難に慶事用切手を使うことに.
慶事用切手には,50円,80円,90円の3種類がある.上写真は50円と80円の慶事切手.90円は鶴のデザイン.
ほとんどの招待状は90円切手を使うことが多いという.日本で普及してる招待状の封筒サイズは「定形」なので80円で送れるが,封筒の中に案内状の他に返信ハガキ,地図なども入るので少々重くなる.そこで90円切手が多用されるわけだ(郵便局の局員談).
私達の封筒は通常サイズより大きいため,定形外...120円です.定形外の場合,重さ50gまでは120円.120円の慶事用切手は存在しないので,慶事用50円+80円=130円でいくことにしました.
慶事用切手は,どこの郵便局でも購入できますが,大量に買う場合はちょっと注意.私達は近くにある本局に行きましたが,「50円切手200枚下さい」と言ったら,「そんなにありません!」と言われてしまいました.では近場ではどこで入手できますかと尋ねると,「新宿郵便局なら手に入るはず」と郵便局の人が言う.新宿郵便局は新宿西口ヨドバシカメラ本店の近くあり,切手コーナーをもつ郵便局だ.休日に行っても,50円切手200枚と頼んだら,はい,とでてきました.

2011年7月1日金曜日

ロイヤルウイングのウェディングドレス

新婦の一番の悩み,それはドレスを何にするか.

ロイヤルウイングが提携しているドレスレンタルショップでドレスを借りると,MAXで現価262,500円の衣装が157,500円にディスカウントされるプランが適応される.もし262,500円を超えてしまったら,超えてしまった分の費用が157,500円に上乗せされていく計算だ.工夫すれば新婦のドレスと新郎のタキシード,それにシューズや小物も込み込みで157,500円も可能.

ロイヤルウイングは以下のドレスショップと提携している(H23年7月現在).
1. The Room
2. 丸昌(まるしょう)
3. 横浜タカシマヤ
4. プリンセスガーデン
5. イノセントリー元町
6. タカミブライダル

下に行くほど値段は高くなるが,4,5,6はほぼ同程度の金額.

1. The Room
元町にある小さなドレスショップで,フランスやイタリアなどのインポートドレスを扱う.ドレスの種類は最も少ないが,もっともリーズナブルに借りることが出来る.シンプルなのが好きな人にはいいと思う.プラン内に収まる可能性が高い.

2. 丸昌(まるしょう)
プラン内に小物含む.単品レンタルもOK.

3. 横浜タカシマヤ
ここから一気にドレスの種類数がアップし,その数は150-200種類となる.
レンタルでもサイズオーダーが可能で,あとで買い取ることもできる.

4. プリンセスガーデン
名前のごとく,フリフリ系のドレスが多い.プランに小物は含まれない.

5. イノセントリー元町
小物なし.

6. タカミブライダル
1点1点高すぎるわけではないが,プラン内に収まる衣装は少ない.シューズも別途料金がかかる.単品レンタルもOK.タカミブライダルではロイヤルウイングとのコラボで船長服デザインのタキシードが用意されている.
友人にカタログを見せたら,「コスプレやん!」と一掃されたが...最初は面白いと思うけど,お色直ししないでこれずっと着てるとしたらつらいねー.という評価を受ける.

ロイヤルウイングのブライダル担当からは,「半年前にはドレスを見て試着して早めに決めてください」とオススメめられる.ぼやぼやしているとドレスがなくなってしまうからだ.

招待状,G.C.PRESSで印刷

そろそろ招待状を発送する時期が近づいてきた.
招待状はこだわりたいペーパーアイテムの一つ.
受け取ったゲストが,「あ,ステキ...」となってくれたら嬉しい.
結婚式の第一印象はここで決まるかもしれない.

「お決まりパターンの招待状」にはしたくなかった.
お決まりとは,「厚紙二つ折り」の招待状のこと.
二つ折りを開くと,中紙に文面が書いてあるタイプ.
どこの招待状を探しても,市販されているのはみーんなこのタイプ.
二つ折りじゃないタイプの招待状もゼクシィネットからいろいろ探して(少しはあった),サンプルを取り寄せてみたが,どれもチープ.
やはり紙は高級でないといけない.ゲストが手に取るものだから.

その点,クレイン社の招待状は本当に気になっていた.
高級感抜群のコットン100%の分厚い招待状カード.
ぐっとくる(印象に残る)デザイン.
すっごくステキなんだけど,高くて手がでない(涙).

いろいろ模索していたころ,ふと,よく使っていたレターセットを思い出す.
新宿伊勢丹の文具コーナーで売ってるレターセット.
デザインが好きでよく使っていた.
「あんな感じの招待状つくれないかなぁ....あれはどこの会社だろう...」
調べてみるとG.C.PRESSという会社でした.

G.C.PRESSさんのレターセットはステキなデザインが多い.

箔エンボス加工をほどこした鍵やクローバー,ハリネズミ,カエル,バラなど,とても印象に残るデザイン.

G.C.PRESSさんでオリジナルの招待状を作ってみたら面白いかも知れない....
そー思った私はさっそく銀座にある直営店にお邪魔しました.

銀座なんてあまり来ないからちょっとドキドキ.ここがお店の入り口.

G.C.PRESSでオリジナルの封筒やレターヘッドを作成できる.上はその一例.印刷のクオリティが非常に高い.盛り上がり感のある箔エンボス印刷はとてもステキ.

G.C.PRESSのデザイナーが手がける豊富なデザインを用いてもいいし,デザインを自分で持ち込んで印刷もできる.既存のデザインに自分のイニシャルを加えるだけでも立派なオリジナルロゴの完成だ.

対応してくださったG.C.PRESSのSさんはとてもいい方で,ここのレターセットを愛用している旨を伝えると大変喜んで下さり,お店の雰囲気もいいし,ここで招待状を印刷することに決めました.