2011年10月9日日曜日

披露宴でテーブルカードを使ってみる


席次表なるものがある。
ゲストが受付で渡されるのもので、自分が会場のどこに座るかが示されている。
たいてい折りパンフのように見開きタイプになっていて、開くと丸いテーブルが何個もかかれており、どこかに自分の名前が書いてある。

席次表には参加する全てのゲストの名前が複数のテーブルとともに記入されている。しかし想像してほしい。席次表を開いたらそこから自分の名前を見つけてそれでおしまいである。あるいは気になる知り合いがどこに座るのかチェックするくらいだ。名前も知らない他人がどこに座るかなんて一切興味はない。であるなら、ゲスト全員の名前が書いてある席次表なんていらないと思った。自分がどこのテーブルに座るかわかりすればいい。気になる知人だって、会場にいけばどこに座っているかすぐわかる。もちろん、披露宴中にあいさつ周りをする両親には用意する必要があるが、少なくともゲストには不要だ。

というわけで、私たちの結婚式では席次表をやめてしまいました。そこで利用したのが、クレイン社のテーブルカード。コットン100%の高級なぶ厚いカードに「You are seated at table number…」と英語で明記され、つまり「あなたのテーブル番号は〜です」と書かれている。

このカードに、ゲストのテーブル番号(アルファベット)を書き、それだけではシンプルすぎるので、"Welcome!"と新郎新婦の名前を書き込みました。これを同じくコットン100%の小さな封筒に納めました。

封筒の表にはゲストの名前を英語でカリグラフィ文字で書きました。

ゲストは受付で自分の名前が英語で書かれた小さな封筒を渡され「これなんだろう?」と思うはずです。そして封筒をあけるとカードがでてきて、その瞬間、2ヶ月前に受け取った招待状と同じ香りがフワッと香ることに気づきます。そう、このカードには招待状で使ったのと同じ香水をスプレーしてあり、香りの記憶効果を狙いました。

自分のテーブル番号を確認したら、男性なら胸ポケットに、女性ならきっとハンドバックにしまうはずです。披露宴が終わった後も、帰宅してバッグを開けたときに、きっとこの香りにまた気づいて、楽しかった披露宴を思い出す、、かもしれません。香水は英国王室御用達の香水で、とても上品な香りです。

そしていよいよ披露宴会場に入ったゲストは、テーブル上のアルファベットのスタンドをみて自分のテーブルにたどり着きます。さらにテーブル上のナプキンに納められた自分のネームカードを見つけ、自分の席につきます。隣に誰が座るのか事前にわからないという不安がありますが、それはそれでよしとします。


ところで、このテーブルカード、封筒の表に書かれたゲスト名が英語表記だったため、ロイヤルウイングのスタッフさんはちょっと困っていました。というのも、英語だと名前の確認がしずらかったようです(なのでナプキンに納めるネームカードは日本語で書きました)。

さて、ここまで書いておいてなんですが、席次表には捨てがたい大事な役割が一つあります。それはゲスト名の上に「新郎友人」とか「新郎上司」とか「新郎恩師」とか簡単な肩書きというか、新郎または新婦との関係が書いてあることです。違うテーブルに座っている名前も知らない他人のそんな情報はまったく興味もないでしょうが、同じテーブルに座っているとなると話は違います。約2時間におよぶ披露宴では、同じテーブルに座った方と話をする機会もあるでしょう。その際のきっかけになるのが、この肩書きというか新郎新婦との関係についての情報です。しかし、一般の席次表に明記されるような情報では、話のきっかけを作るにはあまりに情報が乏ししい。たとえば「新郎友人」だけでは、新郎のなんの友人なのか不明だし、「新郎大学友人」なら、どこの大学でいつの時代の?となっていしまう。ならばもっと細かく書けばいいのだが、紙面のスペースの問題もあるし、そもそも細かく情報を書けるゲストもいれば書けないゲストもいるだろう。さらにゲストの情報を細かく書いたが、こっちのゲストにはあまりそれを見てほしくないだとか、そういうこともあるはず。

そこで私たちは、基本的には同じテーブルはもうすでにお互い知り合いのゲストで固め、それが無理な場合は、各テーブル毎に細かいゲスト情報が明記された席次カードを別途用意しました(写真の奥に置いてある紙)。

これならスペースがしっかりあるので、細かい肩書きや新郎新婦との関係を詳しく書けます。このカードにもクレイン社のコットンカードを採用しました。厚みはそれほどないので自宅のプリンターで印刷して完成です。

披露宴のメッセージカードとバラ

披露宴会場に入場したゲストが最初に楽しみにしているのがメッセージカード。
「来てくれてありがとう!」など、新郎新婦からの一言メッセージが書かれている。
ネームプレート(席札)の裏に書くのが一般的なパターンだ。

しかしネームプレートの裏に書くのは、ありきたりでちょっとつまらないと思い、小さな封筒を用意して、その中にメッセージカードを入れることにした。

メッセージカードは、銀座G.C.PRESSさんで印刷してもらったオリジナルのカードを用意。

この日のために200枚発注。チェリーピンク色の小さな封筒に入れ、新郎or新婦のイニシャルシールで封をする(どちらもG.C.PRESS)。


封に使うイニシャルシールはステキなデザインの模様がさまざま選べるものがG.C.PRESSからでています。

封筒の表にゲストの名前を万年筆でしたためて、ピラミッド型に折ったピンク色のナプキンに、ピンクのバラと一緒に飾りました。
実はこれ、ワキエリさんの本「スマイルウェディングブック」を参考にしたもの(写真下)。ピラミッド型のナプキンや色使いを参考にしました。


苦労したのがナプキンに飾るバラ。たとえ一瞬で終わる命かもしれないが、ぜひバラは飾りたい。バラがあるなしでは印象が全く違うのです。しかしバラは高い。式場のお花屋さんに相談したら、いいサイズのものは一本1000円ほど。80人分用意したら8万円!しかしちんけな小さなバラにするわけにもいかない。

コストパフォーマンスの良いバラを求めて行き着いたのが、バラの安売り(おそらく)日本一という「ビッグフラワー」さん。ネット販売もしているが、偶然にもご近所(東京・杉並区)にお店があったので実際に足を運ぶことに。そこで試しにバラ100本を購入。バラ100本でなんと2980円(税抜き・持ち帰り価格)。花束にするとこんな感じです。

安かろう悪かろうと思っていましたが、全然そんなことはありませんでした!クオリティもいいです。超大量入荷により実現できる価格のようで、ここで披露宴のバラを購入することに決定。

披露宴会場では装花をピンク系で統一していたので、もちろんバラもピンク系。ビッグフラワーさんのネットショップ(EZバーチャル)から一番グレードの高いスペシャルデラックスクラスのピンクバラを90本注文。さすがに最高グレード、日付指定、色指定なので、値段は100本2980円とはいきませんが、それでも1本税込み231円。これを化粧箱にいれてもらい、結婚式前日に式場に配送してもらいました。

式場に届いたバラはこんなかんじ。

色の濃いピンクと薄いピンクが混じっています。たしかに花束ならこのほうがキレイなのですが、式場では全部バラバラにしてしまうので、濃いピンクのバラだけに統一してほしかった。そこまでは気づかなかったので、これから頼む人はそこを確認するといいかもしれない。

バケツに水をはって翌朝までバラを新郎新婦控え室においておく。当日の披露宴が始まる前に、バラ一本一本から花を切り取ってもらい、ナプキンに上に置いて頂く。今回、濃いピンクは女性ゲストに、薄いピンクは男性ゲストに使うことにしました。

ちょっとひどいことに色の薄いバラの一部が茶色く変色していまっていて、これはセッティングを手伝ってくれた友人にお願いして、可能な限り取り除いてもらうことにしました。ここは要検討ですね。


やっぱりバラをおいたらとても華やかな雰囲気になって、ゲストからも「バラがうれしかった」と大好評でした。



ところで披露宴でゲストに書くメッセージ、これけっこう大変です。なんせ人数が多いので時間がかかる。それに単に「来てくれてありがとう、楽しんでね」と書くだけなら楽だが、それでは全く味気がない。その人にあったメッセージでないとゲストは反応は薄い。あれこれ悩んで書いて、私たちもかなりぎりぎりになって、完成したのは結婚式の前日でした。。。

前日に書き上げたメッセージカード


ロイヤルウイングでは、前日に船内にメッセージカードを持って行く必要があったため、最後の便が出る前に急いで書いて、最後に封筒に入れてシールする作業はブライダル担当のスタッフさんに手伝って頂きました(>_<)。

あるメイクさんに聞いた話では、新婦が当日の着付けメイク中にメッセージを書いていたそうです(ありえない!)。ある話では隣の人の席札にはメッセージが書いてるけど、私のには書いてない!なんてアクシデントもあったそうです。新郎新婦も忙しくて書けなかったのかもしれないが、それは用意準備の悪さと何より心構えの悪さだと怒っていました。メッセージカードは甘く見ないで余裕を持って書かれることをおすすめします。

<参考価格データ>
ビッグフラワーのネットショップで購入したスペシャルデラックスクラスのピンクバラは、1本税込み231円×90本に、ラッピング箱代・クレジット手数料・送料・領収書郵送の切手代を含めて、全部で合計24500円ほど。
イニシャルシール(G.C.PRESS)12枚入り、250円

受付係と受付会場


ロイヤルウイングで式を挙げると、受付会場は「横浜港大さん橋客船ターミナル」となる。
名前がかっこいいし、客船ターミナルに到着するとすでに左右に大型客船が停泊しているので演出はばっちり。

ここが ターミナルの入り口

ターミナル内にはいれば、高い天井の開放感ある会場に心はワクワクします。


受付カウンターは、ゲストが会場に到着してからおそらく最初に接するところ。
ここからゲストは結婚式場の雰囲気を感じ取るはず。
ならばファーストインプレッションもかなり大事。
そこで私がお願いしたのが、新郎側の受付係に船長帽子をかぶってもらうこと。実際にロイヤルウイングさんにお願いして船長帽を2個借りて受付係にかぶってもらいました。

当日かなりウケをとることができたようです。本当は新婦側の受付係にもかわいいセーラー帽をかぶってもらう計画だったのですが、髪型が崩れる可能性があったため実現しませんでした。でも髪型が崩れない程度にふんわりとかぶれば、となりの船長帽と相まってとてもグッドだったと思います。惜しいことをしました。なお、ロイヤルウイングさんではセーラー帽の貸し出しはなく自分で用意することになります。
受付カウンターにはテーブルクロスなどは敷かずに、金属むき出しのカウンターで行う。最初は抵抗があって直前まで白いテーブルクロスを敷く予定だったのだが、まあこれはこれでおもしろいかなと思い、そのままにしました。


少し後悔していることといえば、受付会場にウェルカムドリンクとウェルカムスィーツを用意できなかったこと。ホテルや一般の結婚式場ではゲスト控え室なるものが用意されているが、私たちの場合受付会場が大さん橋客船ターミナルなので、ゲストがドリンクを飲むスペースをわざわざ作らないとそれが実現できない。受付時間が10時−10時50分だったので早めに来た人はかなり待つことになる。まあ、大さん橋そのものがとてもおもしろい場所なので受付会場から外にでて散歩するだけでもいいとは思うが、やはりウェルカムスィーツとドリンクはおしゃれな演出で用意してゲストを迎えたかったな。

<受付係の注意点として思うこと>
受付係は、ゲストが来たら芳名録に名前を書いてもらい、お祝儀を受け取り、席次表を渡すという重要な役割を担う。
このとき注意したいのが、受付係に渡すゲスト名簿だ。たいてい新郎新婦が作った「席次表」がそのまま名簿となるケースが多い。受付係はその席次表をみてゲストの名前を探しだし出欠を確認する。しかし、やって来たゲストが芳名録に名前を書いている間に、その名前を見て、瞬時にその名前を席次表から探してだして出欠チェックをし、また次のゲストに対応する、というのはかなり難しい。なぜなら席次表はたいてい丸いテーブルの絵があって、そのテーブルを囲むようにゲストの名前が書いてあるだけで、誰がどこにいるのか最初はわからない。当日にこの席次表を手渡された受付係がゲストの名前を瞬時に探し出すのは、いきなり百人一首をはじめるようなもので非常につらい。ぽんぽん見つけられなかったらゲストを待たせることになるし、後ろがどんどん詰まってスムーズな対応ができなくなってしまう。ゲスト名を「あいうえお」順に並べたリストを受付係に渡しておくべきだ。

テーブルカウンターには披露宴の後にゲストに手渡すプチギフトでデザインされたケーキのオブジェを

このハート型の紙箱にチョコレートが入っています。この紙箱に書いてある英語、文法が間違っているのがすごい気になりました。「Welcome our wedding reception」と書いてあり、Welcome "to" ourになってないんです。すごく気持ち悪いです。

新郎新婦のふ頭ビル控え室から客船ターミナルへの移動はロールスロイスでおこうなう。ロイヤルウイング所有のロールスロイスです。下写真のように、新郎新婦がロールスロイスでやってくることがゲストに伝えられる。

はじめて乗ったロールスロイス。左ハンドルでした(当たり前か)
これは客船ターミナル入り口に到着したところ。


古いからこんなもんだろーという具合でしたが、とても重厚感のあるドアでした。

披露宴・2次会で生演奏


披露宴の最中に流れる音楽はとても大事です。
音楽がないと寂しいもの。
もちろんその場の雰囲気にあった音楽が大切。

エレガントな披露宴でゲストをおもてなししたかったため、やはり生演奏に勝るものはない、ということでロイヤルウイング専属のヴァイオリニストとピアニストに演奏をお願いしました。

曲目はクラシック曲をベースに、ジブリの曲があったら嬉しいとも伝えて、後は全部お任せにしました。ロイヤルウイングの料理は中華ですので、中華にクラシック?と思いますが、料理はフランス料理風にアレンジされたヌーベルシノアですので、クラシック曲との相性もばっちりでした。当日参加したゲストからは、「生演奏、感動ホントによかった」「自分の好きな曲が生で聞けてとてもよかった」と喜んで頂けました。
新婦の両親への手紙でも、ピアノソロでしっとりとひいて頂きました。

スピーカーから流れる音は心に残らないが生演奏は心に残るとよく言います。ゲストに楽しい思い出を残して頂くためにも生演奏はベストな選択でした。


さらに2次会でも生演奏でゲストをお迎えしたいと思い、2次会では雰囲気を変えてジャズ生演奏でゲストをお迎えしました。

ジャズの出張演奏サービスはネット上で様々探すことができますが、どれもお高く2時間もやると15万円くらいします。そこで様々探して行き着いたのが、良心的な価格で素晴らしいジャズ演奏を提供している「幸和クリエイト」さん(※1)。これまでにネット上で数々のジャズ主張派遣会社とやりとりしましたが、対応が悪かったり反応が遅かったり、中には半分バカにしてるんじゃないかと思えるような対応だったり、対応が良くても価格が高すぎたり、といったなか幸和クリエイトさんはとても良心的で、代表の土谷さん(テナーサックス奏者)も丁寧にメール対応してくださいました。会場の広さ規模、人数、ピアノの有無をお伝えし、ギター中心のトリオ(ギター・ドラム・ベース)を提案していただきました(※2)。楽器・ギターアンプ・ベースアンプは全て持ち込んでくれるので、こちらで用意するのは電源コンセントと場所のみ。

ジャズ演奏もゲストからは大好評で、「雰囲気バッチリでゴージャスでよかった〜」と言って頂けました。とくに2次会は年齢の若いゲストが多かったのでジャズはウケがよかったです。やってよかったジャズ生演奏。


<参考価格データ>
ロイヤルウイングでは、生演奏は3タイプから選べる。1.ジャズ生演奏(演奏者3名)、2.ピアノと別楽器(演奏者2名)、3.ピアノのみ(演奏者1名)。2番のピアノと別楽器は、ピアノと何か別の楽器が組み合わさる演奏で私たちの場合はヴァイオリンになりましたが、演奏者の都合で決まるため最初から楽器の指定ができない。ジャズ演奏は15万、ピアノと別楽器が6万、ピアノのみが3万円です。ジャズで一気に値段が上がる理由は、ピアノと別楽器はロイヤルウイング専属の演奏者であるのに対し、ジャズ演奏者は外部企業からの出張演奏のため、基本料金プラス乗船料が発生して値段が高くなっている。ジャズは希望だけどコストは低くしたいというなら、自分で演奏者を探して(ネットでいろいろ探せる)演奏してもらうことも可能だが、もちろん乗船料も発生するし、楽器の搬入など船の会場の勝手がわかっていないのでいろいろ戸惑うことが予想される。実際、新郎新婦は当日は朝から忙しすぎてトラブル対処に頭が回らない。やはりロイヤルウイングを通して船内での演奏経験のある演奏者にお願いするのが無難。私たちは最初ジャズを希望していたのですが、生演奏に使える予算は15万までと決めており、実は2次会でも生演奏を取り入れたかったため、披露宴でジャズを取りいれたら15万ぴったりで2次会は生演奏なしになってしまう。そのため披露宴ではピアノ+ヴァイオリン(6万)を選択し、残りの予算で2次会にジャズ演奏をよぶことにしました。(※1)良心的な価格で素晴らしいジャズ演奏を提供している株式会社「幸和クリエイト」では、ギター・ドラム・ベースのトリオで税込み交通費込みで8万4000円でした(クオリティは折り紙付き)。

(※1)バンド派遣・出張演奏の幸和クリエイト(jazzdelivery.com)
対応もとても丁寧で、コストパフォーマンスよく、クオリティの高い演奏をしていただけます。おすすめです!

(※2)今回のジャズ演奏者紹介
鈴木 健治:Guitar
ジャズギタリスト。高橋信博氏に師事。1982年プロ入り。歌謡曲、演歌を中心に多くの芸能人のコンサート・ディナーショーに参加、同時にジャズのライブも定期的に開催。現在はジャズ・フュージョンを中心に、歌謡曲、演歌、ラテン、ポップスと、ジャンルを問わず活動中。吹奏楽団の定期演奏会への参加、中高生への指導等も行っている。ギターの鈴木氏はスタンダードジャズの他、フュージョン。ポップス等パートリーが広く、特に結婚式等では評判が良いプレイヤ―である(ロックギタリストで同性同名の鈴木けんじという方がいるがそれは別人)。

☆瀬戸 尚幸:Fretless Bass
プラターズを始め多数のアーティストのバックバンドを務める。2009年まで大月みやこバックバンドに長きに渡って所属。他に「しましま」、「Qui」「詩人・三角みづ紀」など。多数のグループ、ユニットでのCD製作に参加、ライブ、ラジオ出演など精力的に活動中。「Qui」では2009年アメリカ国内での演奏も経験。

☆茂森 輝哉:Drums
中村よし夫、坂田稔、両氏に師事。ペドロ&カブリシャス、イルカ、にしきのあきら、モト冬樹、中尾ミエなどのサポートに従事。現在は、鈴木正男・スウィングタイムオーケストラ、増田一郎、五十嵐明要 スーパージャズオーケストラ、
有馬徹 ノーチェ・クバーナのドラマーを務める。得意のビックバンドドラミングとラテンドラミングを融合させたスタイルはノーチェ・クバーナでも遺憾なく発揮されている。パーカッションもこなす異色のドラマー。

トイレを花で飾る


披露宴ではお酒を飲むし、トイレに行く機会も多い。
トイレはとても重要で、ここが汚いと気分も減なり。
そこでトレイがキレイなのはもちろんのこと、さらにトイレにもエンターテイメントを!と思い、トイレを使った人が「あ、ステキ」と思ってもらえるようなトイレを目指すことに。

まずはトイレの装花。
式場のお花屋さんにお願いして、トイレ洗面台に花びらをちらしてもらいました(※)。




写真は女性トイレの洗面台。女性ゲストがトイレを利用した際にメイク直しがしやすいように、ティッシュパーぺー、あぶらとり紙、めん棒を用意。


ティッシュパーぺーとめん棒、その容器は無印良品で入手。あぶらとり紙は、市販品のほとんどは携帯用で紙容器の厚みが薄くトイレに設置するには微妙と思い、容器の厚みがしっかりしたアスクルの製品を採用。

洗面台右端にサンキューと書いた台紙と封筒をディスプレイ。

台紙には「本日はお越しくださり誠にありがとうございます。ごゆっくりお楽しみください」としたためました。サンクスボードには無印良品のアクリル写真立てを使用しました。

参加したゲストからは、「トイレきれいだったよ!」「めん棒、ティッシュ使ったよ!」と好評を頂くことができました。

悩んだのがトレイのアロマ。精油をつかってトイレをラベンダーや柑橘系に香らせるのはいいなぁと思っていましたが、火を使うタイプは危ないからNG、ならば超音波タイプと思ったがカトレア会場のトイレには電気コンセントがない。電気も火も使わずにアロマで充分に香らせるとなると、残るは乾電池でファンを動かして香りを飛ばすタイプ。しかし持続時間の短さが欠点。さらに私の式の後すぐに別の式が控えていたため、ここは無難に、人が来るとセンサーが反応して香り剤をシュパッと噴射するタイプのトレイ用アロマ(乾電池タイプ)を採用。しかし香りは高級とはほど遠く、後悔が残った。もし会場のトイレにコンセントがあるなら、ぜひとも超音波タイプのアロマ拡散器を使用するといいと思います。熱もでないし、持続時間も長く、なんと言っても精油を使って高貴な香りの演出ができます。


(※)ロイヤルウイング・カトレア会場では、扉でてすぐ左にトイレがある。このトイレの男性トイレは小便用便器しかなく洗面台はないので、今回のトイレ装花は女性トイレのみにおこなった。